安曇野農業高校。妹、高校生。家族全員で授業参観に来られる。
わたしの妹どこの高校行ってるかと言いますとね
まあ普通に農業高校なんですけど（＾_＾）ふつうに…
なんか妹が嬉しそうに
「お姉さん授業参観あるよ」
と教えてくれました。
「行っていいの？姉が」
と聞くと
「来て欲しい」
との事だったので。行く事に。
晴天の中。
さすが農業高校。
校舎に牛。
鶏。
校舎見学をしながら行くじゃ無いですか。
もちろん家族で。
わたし母と二人で行く気だったんですけどね。
うちの家族、みんな少しズレてるもんで。
気付いたらおばあちゃんも父も来てました。
ピュアか。
でもふと、
(他の高校生は反抗期真っ盛り…「母ちゃんくんじゃねーよ！恥ずかしいだろ！」とか言うお年頃じゃ…)
と思っていたら、震えるLINE。
だろうね(笑)
ふつうに考えて分かるでしょ、と笑いました。あほか(笑)
一応多感なお年頃だから、聞くだけ聞いてみる。
それとも、わたしと母とだけ行こうか？…と。
父とばあちゃんには車で待っといてもらおうか…
しかし楽しみにする父とばあちゃんの心を傷付けられない優しい妹。
知らんがな(笑)
しかし姉は授業参観楽しみにしていましたので、周りが来てようが来てまいが関係ありません。
と一抹の不安感だけ妹に与えて、LINE画面を閉じました。
そして三限目、数学。
おーっと！いました！
後ろからニヤニヤ見る姉。
ニヤニヤ見る姉がいればもちろん。
母は家政婦が見た！ごとく
前の扉から見て手を振る
という多感な高校生もびっくり仰天な偉業を行っていました。
予想どおりざわつく教室。
何人か遊びに来た友達がいるらしく、完全に「あれ笹森の母ちゃんじゃね(笑)」と囁かれていました。
そしてバレる姉。
「えっ？あれ？！きね(妹)のお姉ちゃん？！」
こちらをむき始める高校生…
「あれ？あれが！？」
あれじゃねーぞ。失礼か…と思いながら
一番のよそ行きの笑顔で会釈しました。
ざわつく教室を尻目に数学の授業に集中する、私と母と父。
父に至ってはずっと集中して見て、最後「賢くなったら気がする」と行っていました。気のせいです。
因数分解をしていたので、一緒に解いてみて、母とどっちが合ってるか？なんて競っていました。
私が出した答えが
ほとんどの人がよく間違えるのがこのやり方でこの答えなんだよね
と先生に言われました。
社会に出たから、苦手な数学も出来るようになってるんじゃないかと思っていましたかが幻想でした。
授業参観が終わって、妹と合流。
合流一言目に
「授業参観きている人、うちだけだったよ」
「恥ずかしかった」
と笑う妹。
そして…
「お姉ちゃん見てね」
「みんな、
めっちゃ優しそう！」
「え？！めっちゃ清楚！！かわいー！って言ってたよ」
と…
なんとなんと…
なんとなんとなんと…
「めっちゃ清楚！！かわいー！」
「めっちゃ清楚！！かわいー！」
「めっちゃ清楚！！かわいー！」
ホホホホホホホ！！
全員遊びにおいで。
おねいちゃんがごちそうしてあげよう。
渾身のよそ行きの笑顔を出した甲斐がありましたね。
遠目で見られて良かった。
気分の良い授業参観でした。
